稲荷堂の日記

十六日祭は奇妙な神霊現象がございました。祭式はみろく神さま　うしとらのこんじんさま　ひつじさるのこんじんさま　九尾の狐さまとお祈りが続き、ご先祖さま、無縁のみたま　俗に言う迷いの幽霊となりし御霊と続きます。これから稲荷さんの神事というとき　祭壇の正面に向かって　ガラス戸の外に背後がやまでもあり、あかぎつねさんが座っておられました。犬かなあと思い　失礼ながら追い払おうといたしましたが、座ったまま。これはお使いさまかなと思い、太鼓叩いて、拍子木を４回打つと　居なくなっていました。白狐、赤狐を養っていた時期もあり、うどんのどん兵衛きつねに似たかわいいおきつねさまでした。またお祭りに来てくださいねと裏山に向かい稲荷祝詞をあげながら、お祈りいたしました。